今回のコースについて
 

まず、今回のコースは輪工房・田口氏の設計でレイアウトされました。
基本的なコンセプトは、MTBの楽しさを存分に味わってもらえるコースということです。
本来MTBは野山を走るために作られています。そのMTBを存分に楽しむためには「山」へ行かなければなりません。
でも、その楽しみ方をもっと近場で味わってもらおうと、野田市の土地に今回のコースを設営しました。
と、言っても野田市と賃貸契約しているわけではなく、イベント時に限り許可を取って使わせて頂いているというだけです。

コースレイアウトですが、かなりテクニカルなコースだと思った方もいらっしゃったと思いますが、上手な人(別にエリート選手クラスと言うわけではありません)が100%乗車できるレイアウトになっています。
それに今までNCAカップに出たことがある方(特に第1回)は判ると思うのですが、以前に比べ走りやすくなっていると思います。
欲を言えば、もう少しコース幅が広く取れればと思いますが、これ以上樹木を伐採することは良くないことだと思っています。

今の状態になるまでに、大規模な木の伐採はやっていません。草を刈ったり、枝を払ったり、竹を切ったりした程度です。
地元の自然を守るギリギリのところだと思います。
ただ、今回のピットエリア周辺、メインのストレートは草が伸び放題で、毎年行政が草刈り(防災上)を行っています。
草の根っこを掘り返して、土をいれかえないと毎年草刈りをしなければなりません。
ここだけは 一度重機を入れて、作り変えなければと思っています。

今回の大会パンフレットに根本市長から挨拶文、当日のスピーチの内容によると、行政サイドもMTBを認め始めたと感じることが出来ると思います。
実際に今までは大会を見にこなかった市の上役さん方が、今回は視察にきました。
その方々から発せられた言葉は、

「こんなに人が集まるなんて思ってなかった。野田市がタダ持ってるような、こんな原っぱに・・・」

と言うことでした。
我々も、この土地を借りに行くときに、言葉では500人以上集まることは言っていたんですが、実際にその光景を目にすると、ただただ感心しているだけでした。
その言葉を聞いて、
「これからもっと行政がMTBレースに力を貸してくれる」
「この土地が市営のMTBコースになるかもしれない」
と思うとともに、野田市サイクリング協会がやっていたことは間違っていなかったと強く感じました。

なんて役所の広報誌みたいになってますが、私もMTB乗り。本音を言えば、もっと手を掛けたいところはあるんですが、それもなかなか出来ないし・・・。
とりあえず現状を維持しつつ、もっと楽しめるコースにしていきますので、コース整備のお手伝いよろしくお願いします。